平成の初期にボードゲームやカードゲームが流行った時期がありました。アフタースキーやホームパーティーでわいわい仲間通しで遊ぶためだったのでしょう。今でも根強い人気のUNOはこの頃にブレイクしたものだと思います。丹波哲郎の大霊界を元にした「たんば」(相原コージ製)や「人生ゲーム・平成版」などのボードゲームも話題を集めました。私fはカードゲームを幾つか持っていました。カード版の「たんば」である「たんばミニ」(相原コージ製)「パロディだす」(夏目房之介製)や「この子誰の子ゲーム」(大映ドラマとは無関係)を所持していました。よく職場の仲間と遊んだものです。その中でも変わり種がこれです。必殺仕事人を元にした「必殺!南無阿弥陀仏」。ゲームの基本はナポレオンで、絵柄が必殺していて楽しいものです。今はなきヨネザワ・パーティルーム21事業部が手がけたもので、仕事人という呼び名を使用していますが、朝日放送は関知していない作品のようです。
綴じ本風の紙箱に入っています。小判が一枚壱万両というのが無茶な単位ですが、要するにトランプ札です。中村主水風のキャラがA。念仏の鉄や飾り職の秀、三味線屋の勇次風のキャラが見えます。おりくさんを若返らせたようなQはモデルが不明です。その他、水戸黄門や遠山の金さんみたいな絵があり、キュートな作りです。問題は遊び方がちとわかりづらいのと、私を含めて私の周りに「トランプのナポレオン」で遊んだことがある人がいなかったため、これを使って遊んだことがほとんどなかったということです。だからこそ、今でも戸棚の隅に残っていたのですが…。本家の必殺が終了して、幾星霜。こんなカードゲームが存在していたことを知らせるHPも皆無のようなので、ここにその一端を紹介しておきましょう。
よく遊んだのは「この子誰の子ゲーム」。女性と男性に別れて赤ちゃんをおしつけあうと不道徳なゲームでした。アフタースキーのゲーム大会で若い女性から「二月二十一日に苗場のホテルでしたじゃない。」等と問いつめられるのは身に覚えのないこととはいえ、妙な気分でしたね。
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